気をつけたい高齢者の食事

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高齢者というと、噛む力や飲み込む力が低下していることもあって白身魚の煮物におかゆなど、軟らかい食事を連想しがちです。でも、単に軟らかいだけでは十分配慮しているとはいえないこともあるようです。高齢者が食べにくい食事の性質を知ることで、食べやすい食事を作るポイントを押さえ身に付けましょう。


高齢者が食べにくい食事

噛みにくい食材

歯や舌、顔の筋肉が機能低下を起こしている、噛む力が弱まっている高齢者は、堅いものが食べにくくなります。具体的に挙げれば、タケノコやゴボウ、イカやタコなど、噛みきりにくい食材ですね。あと、ちくわやかまぼこなどの練り製品など弾力性の強い食材、これらは噛みにくく、食べるのに苦労します。

のどにくっつきやすい食材

口の中やのどに張り付きやすい食べ物は、口の中が乾燥気味で飲み込む力も弱っている高齢者にとってはとても食べにくい食材です。例えば、水分の少ないパンやクッキー、お餅など粘りけの多いもの、薄い形状の海草類や葉野菜など、比較的若い人でも食べにくさを感じることがあるような食材は要注意となります。

口の中でまとめにくい食材や液状の食材

舌で食べたものを塊にしてのどに送る力が弱まった高齢者にとって、口の中でまとまりにくくばらけてしまう食材は食べにくくなります。また、食べ物を飲み込んだ時に気道を塞ぐ「嚥下反射」が鈍くなっているため、流れの速いさらっとした液状の食材は、むせやすくなります。

食べやすい食事をつくる

カップ麺大好きゆきえさん

噛む力や飲み込む力が弱まった高齢者の食事を作る場合、食べやすい食材を選んだり、食べやすく加工したりといった工夫が必要になります。

  • 固くて噛みにくい食材:加熱したりつぶしたりして軟らかくする。細かく切る、切れ込みを入れ噛みやすくするetc
  • ばらけやすい食材:とろみをつけたり、卵やはんぺん、納豆、やまいもなどのつなぎとなる食材を組み合わせ口の中でばらけにくくする。

また、噛む力の弱い人でも食べやすいレトルト食品や冷凍食品などの介護食も販売されていますので、これらも利用してみると良いでしょう。

活用したい、ユニバーサルデザインフード

ユニバーサルデザインフード

ユニバーサルデザインフードとは、噛む力や飲み込む力が弱ってきた人の食事にも利用できる、食べやすさに配慮した食品のことを言います。
ユニバーサルデザインフードは、利用する人が選びやすいように、食品の堅さや粘度に応じて4つに区分されています。介護を受けている高齢者の噛む力や飲み込む力に合わせて選ぶことができます。
4つの区分がどのような状態(噛む力・飲み込む力)に対応しているのかは下の表をご覧下さい。

ユニバーサルデザインの4つの区分

区分 区分1 区分2 区分3 区分4
かむ力の目安 固いものや大きいものはやや食べづらい 固いものや大きいものは食べづらい 細かくて軟らかければ食べられる 固形物は小さくても食べづらい
飲み込む力の目安 普通に飲み込める ものによっては
飲み込みづらい
ことがある
水やお茶が
飲み込みづらい
ことがある
水やお茶が
飲み込みづらい
固さの目安 ごはん ごはん
~軟らかごはん
軟らかごはん
~全がゆ
全がゆ ペーストがゆ
さかな 焼き魚 煮魚 魚のほぐし身
(とろみあんかけ)
白身魚のうらごし
たまご 厚焼き卵 だし巻き卵 スクランブルエッグ 軟らかな茶碗蒸し
(具なし)
ユニバーサルデザイン区分表示例

(※右の写真は実際の食品に表示されている区分例です)
噛む力や飲み込む力のレベルはなかなかつかみにくいと思いますが、そのような時は、訪問介護の管理栄養士や看護士、ケアマネージャーなど専門家に相談してみることも必要でしょう。

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Filed under: 認知症関連ニュース — admin 1:50 AM