認知症の原因

認知症の原因となる病気には、大きく分けると「神経変性疾患」と「脳血管性疾患」に分けられます。

神経変性疾患

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神経変性疾患とは、脳や脊髄にある神経細胞の,ある特定の神経細胞群(例えば認知機能に関係する神経細胞や運動機能に関係する細胞)が徐々に障害を受け減少してしまう病気です.いまだ原因がわかっていないものがほとんどです。減少してしまう細胞は病気によって異なり、大きく分類すると

などがあげられます。

神経変性疾患がとのように起きてくるのか、いつ頃から始まってっくるのかなど、実のところあまりよくわかってはいません。しかし、高齢者に発病する事が多い事から、加齢という時間の経過そのものがリスクであると考えられています。また、世界各国で行われている精力的な研究の成果により、異常な機能を持った蛋白や、必要がなくなった蛋白が分解されずに細胞内にたまってしまい,ミトコンドリアと呼ばれる細胞内でエネルギーを供給する小器官の機能障害、活性酸素を始めとした細胞にとって毒となる成分の暴露が発病に関与するのではないかと考えられているようです。
神経変性疾患の根本的な治療法は今ところ決定的なものはありません。しかし早期発見と、症状を改善するための薬剤投与,リハビリテーション、介護サービスなどを導入する事で、日常生活のレベルを維持していくことは可能となってきています。

脳血管性疾患

脳血管性疾患とは、脳梗塞と脳出血、クモ膜下出血に代表される脳の病気の総称です。他に、もやもや病、慢性硬膜下血腫等も脳血管障害に分類されます。

脳梗塞

脳の細動脈に血栓、凝固塊、脂肪塊、石灰片、腫瘍塊などが詰まって血流を止めてしまうため、脳細胞が死亡(壊死)する病気です。脳梗塞には脳血栓と脳塞栓の2通りがあります。動脈硬化などがあると血管が詰まりやすく脳梗塞になりやすいとされます。脳動脈から供給されていた酸素や栄養物が止まると脳神経が壊死するのが脳梗塞発作で、脳梗塞は「ラクナ梗塞」「アテローム血栓性脳梗塞」「心原性塞栓症」の3タイプがあります。

脳出血

脳内の血管が破れて出血が起こった状態。それが血腫(けっしゅ)となって脳実質を圧迫・破壊し、種々の障害をきたします。高血圧・動脈硬化や動脈瘤の破裂などで生じ、嘔吐・痙攣・片麻痺・意識障害などの症状がみられ、昏睡に陥ることもあります。

くも膜下出血

頭蓋骨の内側にある脳は、外側から、厚い硬膜、その下に薄い半透明なくも膜、さらにその下にある脳実質を包む軟膜という3層の膜に覆われています。くも膜と軟膜との間は、くも膜下腔とよばれる空間があって脳脊髄(液に満たされているのですが、血管の破裂などを原因としてこの中に出血がおこることを「くも膜下出血」といいます。

もやもや病

ウィリス動脈輪閉塞(へいそく)症の別名。厚生労働省の特定疾患(難病)の一つで、脳血管造影検査で脳底部にもやもやとした煙のような異常血管網がみられることからもやもや病と呼ばれています。脳の動脈が詰まったために脳血流を補うための血管が発達したもので、日本人に多いようです。

慢性硬膜下血腫

頭部外傷から数週~数カ月の後に頭の中に出血が起こることがあります。頭蓋骨のすぐ内側には硬膜と呼ばれる膜がありますが、この硬膜の内側にじわじわと出血が起こって血液の塊(血腫)が出来た状態を慢性硬膜下血腫といいます。

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Filed under: 認知症 — admin 10:45 AM