若年性認知症

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認知症と言えばすぐにお年寄りを思い浮かべるほど、高齢者のかかる病気だと思われているようです。でも、認知症は決して高齢者だけの病気だとはいえない現実があります。
それが若年性認知症といわれるものです。日本認知症学会の分類によると、

  • 18~29歳:若年期認知症
  • 40~64歳:初老期認知症
  • 65歳以上:老年期認知症

とされているようです。場合によっては、10代でもまれに認知症に罹患する人がいるのか、分類条項なっているのかわかりませんが、確かに若年ではありますね。

若年性認知症とは、まだ高齢ともいえない20~50代といった働き盛りの人を突然襲う認知症です。日本でも数万人の人達に発症していると言われていますが、実際の患者数はよくわかっていないようです。まだまだ認知症になる年でもないし、まさか自分が…といった先入観から初期症状を見逃してしまい、早期発見早期治療のチャンスを逃してしまうことも少なくないようです。また、医療機関の側も、ストレスによる一時的な物忘れとか、うつ病といった他の病気と間違えてしまうこともあるようです。
若年性認知症は、働き盛りの人が発症するため、一家の主が罹患してしまうと、仕事や家庭の生活に重大な影響を及ぼしてしまいます。発病した本人の不安や負担も大変重いものでしょうが、それだけではなく家族や会社の同僚といった周辺まで巻き込んでしまうことになるとても恐ろしい病気であるといえます。

若年性認知症の原因と症状

若年性認知症は認知症の一形態ですから、その症状も似たものになります。通常の認知症と同じく、脳血管型認知症とアルツハイマー型認知症がその多くを占めているようです。従って、その症状もそれに準じたものとなります。

脳血管型若年性認知症

脳溢血や脳出血、事故などにより脳に重度の障害を受けた場合などに起こってくる認知症です。脳血管性若年性認知症の症状は損傷を受けた脳の箇所によって違いがあり、ある能力は低下しているが別の能力は大丈夫というようにまだらぼけ状態になり、正常な部分と異常な部分が混在したような状態になります。
手足のまひや視力障害など神経障害を伴うことが多く、脳溢血や脳出血の場合は男性の方がなりやすいとされています。 脳血管型若年性認知症の場合は、脳の損傷を治療することで認知症状も改善する場合があるようです。外科的な手術や薬物投与による治療、運動療法などのリハビリテーションで症状の改善が見られるケースが多いようです。

アルツハイマー型若年性認知症

脳の神経細胞が広範囲で変性し、その結果脳全体が委縮していきます。脳の変性が尐しずつ進み、脳全体の機能が低下するため、重症化しやすく、女性のほうがなりやすいとされています。
はじめは記憶障害の症状がみられ、進行すると場所や時間、人物などの認識ができなくなったり、身体的機能も低下して動きが不自由になったりします。進行の度合いには個人差があります。この場合も、早期発見と早期治療が重要なのは言うまでもありません。最近ではアルツハイマー型若年性認知症に効果を表す薬剤も開発されつつあり、病気の進行を抑えることができるようになってきています。

若年性認知症の治療

若年性認知症の治療についてですが、現在のところ決定的な根本治療方は見つかっていません。それぞれの症状に応じた薬物治療やリハビリテーションが主流となっています。
脳血管型認知症の場合でしたら、脳の損傷部位の治療は当然行われるでしょうし、それと相まって、生活習慣の見直しや改善が必要になるでしょう。
アルツハイマー型認知症の場合でしたら、症状に応じた「抗精神安定剤」などの薬物投与とリハビリテーションが行われるでしょう。

重要なのは、以下に早期発展・早期治療を受けることができるかにかかっているようです。早期発見・早期治療により回復していく可能性もないわけではないでしょうし、早めに治療を始めれば病気の進行を遅らせたりできるようになっています。

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Filed under: 認知症 — admin 10:42 PM